2004年の《ユーキャンプ》は、8月1日(日)〜6日(金)まで、伊豆城ヶ崎で5泊6日、思いっきり遊びぬきました! キャンプ最終日は、午前中に最後の一泳ぎをして遊んだ後、昼食後に荷物をまとめて、大広間に集合します。この時20分間で感想を書いて、記録として残します。そのうちのいくつかをご紹介しましょう。潮の香りや、夏の香りが、元気な声と混じり合って届いてくるような気がしませんか?


        2回目のユーキャンプ
                  K.K.(小学4年生・女子)

 わたしは今年で2回目のユーキャンプでした。去年は、はじめてのユーキャンプだったから、おねぇさんやお兄さんたちにたよってばっかりだったけれど、今年は2回目だったので、去年より自分からすすんで何かをやることができました。
 今年のユーキャンプで一番楽しかったことは、やっぱり海で遊ぶことでした。その中でも一番はとびこみでした。今年は一番上のだんからこびこんでみたかったけど、とびこもうとするとこわくなって、今年もできませんでした。でも一つ下のだんでれんしゅうをいっぱいやったので、らい年は一番上からやってみようかなと思っています。
 一番こわかったのは5日目のよる、花火のあとのしょしんしゃコース(きもだめし)で「安全きがん」とかいてるかみが、かおのえになっていたことでした。来年は今年よりも、もっと楽しくなるようにしたいです。





       2回目のユーキャンプ
              Y.T.(小学4年生・男子)

 ぼくがこの2回目のユーキャンプで一番心に残ったことは、5日目のきもだめしでした。
 最初は海岸で花火をやろうということでした。でも、長野先生のていあんで、花火が終わって時間が有ったらきもだめし(初級コース)をやろうということになりました。そして、花火が終わったので、肝だめしをやろうということになりました。コースは海岸を1周するコースでした。「安全きがん」と書いてあるかみでわりばしをくるみ、わごむでむすんで午後のこう茶のペットボトルを死体置き場に置くので、それを取ってきたり置いてきたりする方法でした。
 ぼくは、りくや君と組みました。そして、きもだめしが終わってペットボトルの中を見てみると、なんとかみがびしょびしょです。かみを開いてみるとなんと「安全きがん」ではなく人の首が書かれているではありませんか!!これはみんなビックリでした。
 このきょうふ心が心に残りました。
 今でも目を閉じると首がよみがえってきます。







       ユーキャンプの思い出
                            T.M.(小学4年生・男子)

 
 今年のユーキャンプは去年より短く感じられました。その中で一番楽しかったのは、海で泳いだり、ぼうはていから飛びこんだりしたことです。飛びこみでは、一番上からも飛びこめました。でも、自分で飛びこむ前に中学生の人や高校生の人におとされました。ブランコみたいにされておちたとき、こしをうってすごくいたかったです。次は花火大会と、夜の散歩と、こわい話と、バーベキュウを一日でやったことです。
 バーベキュウは、海で取ったしったかや、サザエがでました。サザエはとりだすのに、苦戦しました。でもやっととれて食べたときすごくおいしかった。でも一番ぼくが気にいったのは、ウィンナーでした。 夜の散歩は松山たかとし君と、行きました。しげみが、ザワザワいってこわかったです。こわい話はろくろっ首の話でした。大室山では、大きい人たちが海に行ってしまったので、小学生だけでした。リフトはまさのり君と、大樹君とのりました。すずしくてきもちよかったです。
 ゲーム大会は毎ばんすごく楽しみでした。とくにジェスチャーゲームが、去年よりうまく伝えられた。
 来年もぜったいユーキャンプに参加して思い出をたくさん作りたいです。




      中3としてのユーキャンプ
                                A.T.(中学3年生・男子)

 2回目の参加となった今回のユーキャンプ。受験勉強のことなどさっぱり忘れ、おもいっきり遊んだ。

 海では、午前中は浮き輪や浮き板(?)の乗っかってプカプカ浮いていたり、浮き輪の上から他の人を落としたり、落とされたり、沈めたりして、午後はだいたい堤防の上の穴場で寝っころがって日なたぼっこをしたり、3日目は飛び込みをして遊んだ。かまやさんでは、夜のゲームでもりあがった。特に、2つに分かれてやるチーム戦は白熱した。
 ユーキャンプは勉強を全くせずに遊ぶもの、と、何度も言われてきたし自分でも知っていた。しかし、学べることがたくさんあることを知った。
 今回は、中3ということで、食事の手伝いや小さい子の面倒を見たりと、いろいろやったし、自分でもできていたつもりだった。だが、夜のミーティングの時に、上級生にまだまだぜんぜんできていないということをしらされた。そして、どうすれば中学生のレベルからその上のレベルに上がるかを教えられた(教えてくださった)。
 今回のユーキャンプでは、まだ上のレベルに上がったとは思わないが、上のレベルに上がるための階段はできたと思う。来年はもう高校生。これからは僕たちが皆をひっぱっていく番。ひっぱっていくためには、その階段を昇らなくてはいけない。様々なことを学び、よく考え、その階段を昇っていきたい。とても多くの、勉強では学ぶことのできないことを学べたユーキャンプ。最高のものでした。それと、最後に、上級生にとても感謝している。



    9回目のユーキャンプ
                  M.M.(中学3年生・女子)


 今年のユーキャンプは、9回目で受験生としての参加でした。夏休みに海で5泊も遊んでいる受験生はきっと私ぐらいだと思います。しかしあせりや不安などは全く感じませんでした。勉強も、英単語1つも覚えたりはしないけれど、このキャンプを通じて、自分という人間が2まわりくらい成長したように思います。
 ユーキャンプは、学校の移動教室や部活の合宿とは違い、かなり自由です。何時起床、何時の食事開始などという細かいきまりは決められていません。もちろん命令や強制もありません。しかし「自由」というのは、自分の頭で考え判断することが大切です。みんなの協力や、全体を引っ張っていくリーダーも必要なため、難しいことだと思います。私はもう中3で、教えたりめんどうをみたりする側になりました。そして先輩たちの能力の高さも本当にすごいことだと思います。私も来年はもっともっと成長し、みんなを引っ張って盛り上げる立場になりたいと思いました。
 一番楽しかったのは、飛び込みです。回転や頭から飛び込むなどいろいろな技をやったり、人を落としたり、落とされたり、今年は女子の人数が少なかったけれど、さびしさなども全く感じず、みんなの中にとけこむことができ、毎日があっという間に過ぎてしまいました。
 他にも、自転車でサイクリングをしたのが最高にたのしかったです。4日目の伊豆百景の一番に選ばれた所の帰りに、高村君の自転車を借りてかまやさんまで5.6Km、石戸谷君とかつおきくんと一成君に混じって走りました。しかし、すぐにバテテしまい、自分の体力のなさを感じました。下り坂は風が気持ちよく、上り坂のつらさを忘れてしまうくらい気分が良かったです。その後も1〜2回サイクリングをしたけれど、やっぱり上り坂でバテテしまい、みんなに迷惑をかけてしまいました。来年は、体をきたえて、自転車でかまやさんまで来たいです(*^。^*)自転車で来ます!!
 最後においしい食事を作ってくださったかまやさん、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします






     2泊3日のユーキャンプ
                  K.S.(高校1年生・女子)


 今回のユーキャンプの参加は6回目で1年ぶりでした。私は3日目の夜に帰らなければならず、4日目の大室山・5日目のバーベキューといった、もっと楽しい事に参加できないのはとても残念です。けれどもこの2泊3日はすごく良い思い出になりました。
 まず、飛び込みは、今回は今までで一番いろいろな人を落とせました。交流も深まってとても良かったです。しかし楽しい分危険もいっぱいで、夜のミーティングでは多くの反省点があがりました。それをみんなで意識して、事故が防げました。
 お手伝いは、私の場合、食事の準備がみんなより遅れてしまうことが多く、今回はあまりすることができませんでした。けれども、かまやの方々とも少しお話をすることができて、良かったです。来年はもっと頑張ります。
 夜のミーティングでは、小学生の子達の反省すべき点が多く上がりました。上級生はもちろん、気づいた人はすぐに注意しなければなりません。私はもう高校生なので、年上の方の方が少ないから、自分ももっと頑張らないとな、と思っていました。人に注意するのが苦手ですが、今回のユーキャンプでは、少しずつたまにですが、悪いことは悪いと、いけないことはいけないと注意ができました。ミーティングでたくさん反省があがったのはとても良いことだと思います。それを一人ひとり理解することで、より良いユーキャンプが過ごせるでしょう。
 今回は、みなさんといた時間も、かまやにいた時間も、海にいた時間も、とても少なかったけれど、本当に楽しかったです。帰るのがとてもとっても残念です。あとの3泊4日、事故がなく、みんなが楽しく過ごせますように。



         半日参加で・・
                                B.S.(高校2年生)


 毎年、何をどのように書こうかと考える感想文だが、今年はそのカテゴリーの数がすくなくて残念、かつ悔しい思いで一杯だ。しかし、今年は今年で特別なユーキャンプになったと思う。参加者全員と一緒にいれた時間は半日もないが、自転車で一緒に行った3人とは実質2日間一緒に過ごしたことになる。だから、僕の今年のユーキャンプは、半日以上の価値があると思う。
 自転車での往路は、4人にとって大きな意味をなすと信じている。僕が中学2年生の頃、石戸谷君が僕を引率してくれたが、今回、自転車で来て石戸谷君の気持ちが少なからずわかったし、初めての自転車での往路だった3人と当時の自分を重ね合わせることで共感するところができた。
 今まで僕は、こういうことが足りなかったのだと思う。相手の立場に立つという表向きの良い言葉で済ましていたのかもしれない。本当は何をするべきか!?ということを考え実践しなければならないのだ。このことを今回のユーキャンプの学んだこととして、これからの生活、来年のユーキャンプへと活かしたい。




         宝の海 富戸
                                K.I.(高校2年生・男子)

 今年のユーキャンプは初めて自転車で参加しました。1週間ほど前からルートを考えたり、持ち物を考えたりしました。文平と高村君と一成の4人で行きました。出発当日、小雨が降っていましたが12時間でかまやさんに到着。途中急な坂が一杯あって、自分自身きつかった。しかし、自分より小さな2人があれだけがんばっているのだからと思い、自分からは文句を言えませんでした。この自転車の旅で根性がつき、精神的に強くなったと思います。
 今年は、部活の都合で2日目に帰る予定だったんですが、最終日まで残ってしまいました。ユーキャンプは途中で帰ると必ず後悔してしまいます。何故、2日目に帰らなかったかと言うと、その日、かまやの御主人が海でつりをしていました。それを石戸谷君と2人で海から見ていたら、御主人が「サザエいるからとってみれば」と私たちに言ってくれて、2人でサザエや、しったかを取りました。それをかまやさんに持って帰って、しったかのみそ汁を皆に作っていただきました。とてもおいしくて、皆から「すごいね、おいしかった!」との声を聞き、すごくうれしくなりました。そういうことがあって、気持ちを切り替え、残ることにしました。
 最後になりましたが、かまやの皆さんすごくおいしい御飯をありがとうございます。この5泊6日のユーキャンプが本当に一瞬の出来事の様に思います。来年は高校最後のユーキャンプとなるので一杯遊んでたくさん勉強したいと思います。



じっくりと、ご覧下さい、この下田で取れた真鯛・アワビ・サザエのお造りを!2004年は、4テーブルに各1皿配分。毎年毎年、こうしたご馳走にあずかっていますから、食事が楽しみなのは当然ですね!素晴らしい味覚経験は一生の宝ではないですか。実に実に、舌鼓を打つとはこのことで、大変美味でありました。



       ユーキャンプに参加して

         中村沙織
(高校3年生・法政大学文学部日本文学科進学)

 今回のユーキャンプは私にとって2年ぶりのユーキャンプでした。ユーキャンプではいつも様々な思い出ができるので、今回は一体どのような思い出ができるのかとかまやさんに到着する前から楽しみでした。
 ユーキャンプでは思い出だけでなくたくさんの経験も得る事ができます。中学生以上の人にとっては本当に自分を鍛えられるよい修業の場であるとあらためて実感しました。というのは、今、自分はどのように行動すべきであるか、自分のしようとしている事が周りの人の迷惑にならないかなど、その場に応じていろいろな考えや思いにぶつかるからです。そういうことがあるからこそ、自分の意見、考え、物の見方などが今までよりも広がっていくのだと思います。
 自分よりも上の先輩方からは本当にたくさん学ばしていただきました。先輩方の行動や配慮の手際のよさなどから、自分に欠けているところを見つけ出す事もできました。
 今回のユーキャンプでは、ほぼ天候にも恵まれ、大きなケガや事故もなくみんなとってもおおいに楽しめた5泊6日であったと思います。受験生の私にとって久々におもいっきり体を動かせた日々でした。ユーキャンプではパワーと、そして自分に対する自信を得る事ができたように思います。小さい子も注意されるとすぐ直るという点がすばらしかったと思います。
 なお、わずか5人の女の子が、ジェスチャーゲームで十数人の男の子達に勝利したことは、私の心に強く刻みこまれました。



             森 里美(奈良女子大学理学部生物科学科2年生)
 
 毎年毎年ユーキャンプの楽しみ方が変わっている。毎年毎年ユーキャンプの中での自分の役割が変わっている。小学1年生から、このユーキャンプに参加して、今、過去を振り返りながら強くそう感じる。
 今年のユーキャンプは、経験者が多く、全体的に大変気持ちよく過ごせた分、低学年の子の様子を見ながら当時の自分を振り返る機会が数多くあった。大きなお兄さんお姉さんに囲まれて食事をした事、飛込みで落とされ続けた事、お説教を頂いた事、ゲームでジェスチャーがうまくできずに泣いた事・・・、挙げればきりがないが、いかに自分がこのユーキャンプで成長してきたかを感じた。
 1年365日のたった6日間の生活ではあるが、この6日間の収穫は大きい。下のグラフのように精神的に弱くなってしまっている期間も、このユーキャンプがあるからこそ引き締められていると思う。そして約15年間、変わらずにユーキャンプに参加でき、自分も成長し、そして小さい子らの成長を見るということが、まさに心の支えになっていると、奈良で一人生活をしていて痛感する。
 今年のユーキャンプでは、八幡の岬に出かけたり、沙織ちゃんと二人で産衣石・三島神社にCyclingしたりと、また新しい楽しみ方ができた。ただ、小学生のときからいつも一緒の部屋で沢山のご指摘を下さっている精ちゃんが来られなかったことは残念だった。



 最後に、毎年とても美味しい一年のエネルギー源となる食事を作ってくださり、親身にお世話をして下さるかまやさん、ありがとうございます。




   石戸谷 顕太朗(稚内北星学園大学3年生・情報メディア学部)
 
 ユーキャンプ、数えてみたら、10回以上参加していた。これでようやく古参の仲間入りができただろうか。勝興君を筆頭に、一成君、松山君、伸泰君が頑張ってくれて、今年は、自分自身もユーキャンプを楽しむことができたと思う。あぁ、一日で帰ってしまった文平君と、頼りになる山田君にも感謝。2年前から住んでいる北海道は涼しく、もう5月頃からユーキャンプに来るのが楽しみで仕方なかった。1年ぶりに来た富戸は、あいかわらずきれいで、海も裏手の崖も空もなにかやさしい感じがした。ここに来て、東京に帰ると次の年の事をかんがえるので、自分の中では今が年初めだ。さ、今年も頑張っていきましょう。かまやさんありがとうございました。


     第26回ユーキャンプの感想
                     曽根 加奈子
(一橋大学法学部4年生)

 
 今年のユーキャンプは、本当に手がかからなかったな。上級生が楽であったなと、思います。半分近くを占める小学生が、1人残らず元気一杯であり、海では最後まで遊び、食事も殆ど残すことがなかったからです。余計なことに神経をまわさず遊びに集中することができました。
 私は、通年で約20回城ヶ埼の海を訪れています。10年程前から、魚が減り、海が汚れてきたという印象を受けていました。しかし、今年は、水がとても澄んでおり、波打ち際まで多様な魚が群れていたので、私が小学生の頃(遠い昔)の海を思い出しました。小学生の子達は、人数分の貝をとりみんなにごちそうしてくれ、かっちゃんと石戸谷君も尻高などをふるまってくれました。城ヶ埼の磯の香りのする貝の味は、忘れられない思い出の味です。また食べたい!! 小学一年生から毎年ユーキャンプに参加することで先輩たちと共に生活し、成長して来ました。今は全体をまとめる立場ではありますが、自分の判断力の甘さを痛感し、今でも成長する場であることに変わりはありません。毎年、みんなの成長を子の目で確認することは大きなよろこびです。




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