作文 《ユーキャンプ》


《ユーキャンプ》の最終日は、昼食を食べてから、すべて帰り支度を終え、一同に会します。そこで、思い思いに二〇分間で作文を書き、記念として残すことにしています。以下は、その時間内で書かれた作文のいくつかです。



          はじめてのユーキャンプ
                                            (小一男子)
ぼくはユーキャンプは、はじめてなので、しんぱいでした。うえのおにいさんとおねえさんが、たくさんおせわをしてくれたので、ぼくもあまりめいわくをかけないようにしたいとおもいます。さいごのほうになるとはなびたいかいなど、たくさんのことがありました。そして、たくさんともだちができました。ことしは、ぼくがいちばんちいさいけれど、らいねんになるとぼくはひとつうえだから、ことしよりもわかっているとおもいました。ごはくむいか、たのしくすごせました。おわったときには、ああもうすぎたのかとおもいました。


         たのしかったユーキャンプ
                                            (小三女子)
今年で、わたしは、3かい目のユーキャンプです。今年はとびこみができるようになりました。はじめは0だんめからやって、一だん二だんとふやしていきました。でもやっぱり一ばん上は、できませんでした。七だんめは、海のそこが、見えてすごくこわかったです。でもとびこみができて、すごくうれしかったです。
そのほか、わたしは一かいのとしまで、ますみちゃん、ことなちゃん、なっちゃんといっしょになりました。でも、へやがかわりました。こんどのへやの人は、あずみちゃんと、ますみちゃんと、ことなちゃんと、ゆみちゃんでした。わたしは、なっちゃんとはなれたのはすごくいやだったけど、そのかわりにゆみちゃんとなかよくなれました。まさかゆみちゃんとなかよくなるとは、おもいませんでした。
それから、今年は、そねかなちゃんもきていました。そねかなちゃんは、4年ぶりにかまやさんにきたそうです。それから、たかちゃんもさんかしました。
わたしは、ユーキャンプを一かいも休まないできたいとおもっています。長野先生は、ちょうどバーベキューのときに足をいためてしまって、バーベキューにさんかできなくてかわいそうだなとおもいました。でも、こわい長野先生のお話はやっぱり長野先生でした。きもだめしは、いしとやくんがつれていってくれました。わたしはほんとうは一人であるかなくちゃいけないばしょを、そねかなちゃんとあるいてしまいました。そねかなちゃんとあるいたらすごくたのしくて、きもだめしじゃないみたいでした。たかちゃんもきたけど、さいごらへんでねてしまいました。わたしが、よる、きもだめしからかえってきたじかんは、12 じちかくでした。もう、ことなちゃんとますみちゃんとあずみちゃんは、ねていました。わたしがねたじかんは12 じすぎでした。わたしは、すごくなむかったので、すぐねてしまいました。でもゆみちゃんのふとんを見たら、ゆみちゃんはいませんでした。それはたーちゃんとはなしていたからです。だからわたしは、ゆみちゃんはねむくないのかなとおもいました。
わたしは、らい年は、一ばん上から海までとんでみたいとおもいます。わたしは、らい年は4年生なので、わたしより小さい子のめんどうをみたいとおもっています。かまやさんのおてつだいもたくさんしたいとおもいます。らい年は、たくさん、海で、あそびたいとおもいます。


   今までで一番楽しかった6回目のユーキャンプ
                                           (小六男子)
◆ かまやに着いて
大広間に入りお弁当を持って、先生たちを待っていました。ぼくは、部屋割りの発表の時、今年も『はなれ』と聞いて喜びました。その『はなれ』に入ると昨年とはちがうふん囲気でした。部屋のドアがなく、窓の外にあったものがなかったのでびっくりしました。あとで聞いたら、今はりかえをしているところだからということをしりました。
◆ 祝。初めて海で飛び込み
海で過ごすのが楽しかった。初めて、上から飛べたからだった。それからは、飛びこみをしているみんなの仲間入り。しかし、ひとつきょうふがあった…、石とや君に落とされることだ。石とや君は、ぼくをかついでいっしょに落ちました。やられたあと、泣きそうになりました。でも、石とや君が荻原君に落とされてしまいました。
◆ 徹夜まデして見に行った日の出だったが
8月2日夜12時にこの企画が始まった。新島の二人とぼくと高村君と今井君で計画しました。あと上村さんも。ぼくたちは、夜3時30分までずーっと日の出を見るために遊んでました。しかし、結局曇りでみれませんでした。
◆ 高学年の人から学んだミーティング
僕たちはと中で、みんなをバラバラにするために、部屋をかえることになった。その夜のミーティングはいっしょになった高学年の人たちからたくさんのものを学ぶことができました。
◆ 今年よりも楽しいユーキャンプに
来年の目標は、『ある時は優しく、ある時は厳しく』という目標を立てて、楽しいユーキャンプにしたいと思います。


                                         (中二男子)
 中学2年生になって迎えた今回のユーキャンプは、正直言って大変でしたが、それに伴って、例年にもまして楽しく過ごすことができました。中2になると参加した人の中でも、参加した回数が多い方なので、余裕を持って過ごせました。しかし、問題は、その余裕をどのように活かすかということだと思います。余裕があるからだらだらしてしまうというのなら、それはただ身勝手に過ごしているということに過ぎません。多くの人が来ているユーキャンプにはふさわしくないうえに、自分のためにもならない、そういうことが実感できました。たとえば、下級生との接し方です。下級生は僕よりも知っていることが少ないので、教える・聞く・聞かれるのようなやりとりが大切です。ぼくは、下級生にがんがん言って指令を送るよりも、下級生が自分でやってみて、分からないことがあれば僕たち上級生に聞いてもらって教えてあげるというような、いわゆる補佐的な役を果たす方がお互いにとって良いのではないかと思いました。もちろん、沢山ユーキャンプに来ているからすべて正しいとは言えません。実際間違っていることも多々ありました。時には下級生の方が知っていることもあり、そういう所を含めると下級生から教わったり学ぶことも少なくありません。海などで遊んでいるときにもそういうことが言えると思います。追いかけて汗だくになりながらも、良い関係を築けたのではないかと思っています。だから、今回はとても良いユーキャンプになったと満足しています。来年は今年と同じ「間違い」をしないように、中学最後のユーキャンプを有終の美で飾りたいと思います。もちろん自転車で行きます!


          ユーキャンプの思い出
                                          (中三女子)
私は、今年のユーキャンプで、たくさんのことを学びました。自分勝手にしてはいけないこと、そして、協力ということの、本当の意味を理解することができました。今まで、普段の生活の中でも、自分勝手な私が、中学3年生として、ユーキャンプに参加することは、とても不安に思っていました。
しかし、いざ行ってみると、下級生の子が親しんでくれて、自然とあまりワガママを言わないようになっていました。私は、そうしてくれたみんなに、とても感謝しています。
とにかく今年は楽しもうと心に決めていました。海で泳いだり、ゲームをしたり、本当に心から素直に、楽しむことができました。
また、みんなで助け合ったり、協力して手伝いができたことも、楽しかったことのひとつです。
皆で協力してこその enjoy ユーキャンプだと思います。時に、自分勝手な行動をしてしまうこともあったので、そこは、今年のユーキャンプの大きな反省として、これからの生活に活かしていこうと思います。この大自然の中で、みんなで協力し合えたことは、とても良い体験になったと思います。今年のユーキャンプは本当に素晴らしいユーキャンプでした。


        〜 清い時間 ユーキャンプ 〜
                                          (高二女子)
  今回11回目になるユーキャンプに、初めて途中参加した。3泊4日の時はあっと言う間に過ぎてしまった。
  今年は、小学一年になる弟が初参加だった。出発する前、弟のことが心配だった妹(小六)は、毎晩のようにものすごい剣幕で泣いていた。「ユーキャンプに行きたくない」とまで言い出した。正直、私も弟の行動、言葉遣いの問題には、少々胸を痛めていたのだが。
  しかし、実際、ユーキャンプに来てみると、そのような心配はどこへやら…。弟は上級生に面倒をみてもらって、家では見たこともないほど楽しそうだった。妹の方も、平然としていて、あの泣きわめいていた夜が嘘のように遊んでいた。私自身も妹弟という意識はほとんどなくなり、心の底から楽しめた。弟は、家ではご飯をほとんど食べないけれど、今日のお昼御飯ではすごい勢いで御飯を食べていたので驚いた。そういう意味で私はユーキャンプは一年のうちで最も清い時間の一つだと思う。大袈裟に聞こえるかもしれないが、弟を見て本当にそう感じる。家ではダラダラした生活を送ってしまいがちだけれど、ユーキャンプは、自然の中で、思いきり遊び、美味しい御飯をいただき、…。たった6日間で、弟も妹ももちろん私も、そしてみんなが成長したと思う。
  最後に親切で美味しいご飯を作ってくださったかまやさん、先頭に立って皆をまとめるくださった上級生の方々、本当にありがとうございました。



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